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【フリーランス3年目】実感したメリット・デメリットを5つずつ紹介!

この記事では「フリーランス3年目で実感したメリット・デメリット」「フリーランスになる前に試してみた方がいいこと」「事前に準備した方がいいこと」などをお伝えしていきます。

<こんな方におすすめ!>
・フリーランスになるか検討中の方
・フリーランスのメリットやデメリットが知りたい方
・フリーランスになる前に準備しておいた方がいいことを知りたい方

ちなみに私はフリーランス3年目で、主にWebライターとして活動しています。そのためフリーランスを検討している人のなかでも、「フリーランスのWebライターとして食べていきたい方」には、より参考にしていただけやすいのではないかと思っています。

実感したフリーランスのメリット5つ

大切なものを優先できる

一番メリットだと感じたのは、自分にとって”大切なものを優先できる”ということです。もちろん案件のスケジュール調整や、クライアントとの信頼関係構築などは必須です。でもそれさえこなせば、家族との時間、趣味の時間、仕事に励む時間…自分にとって大切なものを優先できます。

正社員時代は「この日は絶対に定時で帰る」「この日は有休を使いたい」というときに限って、社内事情で急に忙しくなり、泣く泣く職場を優先する…ということもありました。しかしフリーランスでは、そういった場面を最小限に抑えられるので、大切なものを大切にしやすいと思っています。

人間関係のストレスが少ない

正社員のときは会社の事情などもあり、理不尽な取引先に頭を下げることもチラホラありました。ただフリーランスは「どの会社とのお付き合いを大切にするか」を自分自身で決められます。そのため理不尽な企業と無理に付き合う必要がなく、精神的な負担が大幅に減りました。その分、仕事の質の向上や、新規案件の獲得に気持ちを向けられるのが嬉しいですよ。

幅広い案件に携われる

正社員のときと違い、仕事の幅を自由に広げられます。私はWebライターとしての活動が中心ですが、他にも企業の採用支援、営業支援など、さまざまなお仕事に挑戦させていただいています。

幅広い案件に携わるには、それだけ案件を獲得してくる必要はありますが、おかげで仕事に飽きることは全くありません。ライター業務で得た知識を、営業支援で活用できる…なんてこともあるので、相乗効果も得られている気がします。

やりがいが想像以上に大きい

自分自身でイチから案件を獲得することになるので、納品物に喜んでもらえたときや、継続してご依頼いただけることになったときの嬉しさは想像以上です。あくまで自分自身に依頼してくれている…という実感も大きいため、ちょっとした自信がついたり、お客様のために誠心誠意対応しようという意欲が強まったりします。

働く時間・場所を調整しやすい

ある程度であれば時間・場所を自身で調整できます。例えば深夜に作業したり、帰省時に実家で業務に臨めたり…といったことが可能です。

ただ、あくまで私の感覚ですが、一般的なサイトで言われているほど「フリーランスなら働く時間や場所は自由!」という感じではない気がしています。平日に外出を楽しんでいてもクライアントからは連絡がきますし、セキュリティやコンプライアンス的な観点からカフェで作業できるかも微妙なところです。

特に職種によっては「常駐先での業務が必須」「勤務時間が決まっている」というケースもあるため、誰もが時間・場所についてのメリットを感じられるわけではないと感じています。

実感したフリーランスのデメリット5つ

収入が安定しない

とにかく収入が不安定です。特にフリーランス転向後、継続的な案件を獲得するまでは、「今月はいくつ案件を獲得できるんだろう」「それでいくら稼げるんだろう」といった不安も大きいです。

さらに継続的に依頼してくださるクライアントに出会えても、社内予算や担当者変更などの影響で依頼量・報酬額が突然減ることもあります。私の場合はコロナ発生当時、クライアントの経営状況の兼ね合いでいくつかの案件が完全になくなってしまいました…フリーランスになるなら、最低限の生活費を予め確保しておくのがおすすめです。

税金の支払いがつらい

諸々の税金は、前年度の所得などに応じて納付額が決まってきます。そのため、去年は好調だったのに、今年伸び悩んでいる…というときは本当につらいです。フリーランスは収入が安定しない分、そういった不安がつきまとうことも意識しておくといいかもしれません。

また、正社員のときは給料から天引きされていてあまり実感しませんでしたが、自身が得た報酬から「こんなにも収めなくちゃいけないのか」という実感も大きいので、たまに私は凹んでいます。

代わってくれる人がいない

フリーランスになると、正社員時代のように仲間と協力しあうということが基本的にできません。たまたま案件が複数重なったときも、体調が優れないときも、全部自分でこなす必要があります。

だったら受注案件を減らしたり、クライアントとスケジュールを相談すればいいじゃないか…と思うかもしれませんが、「いつどれだけ案件をもらえるか分からない」「クライアントの心象に関わるかもしれない」という状況だと、つい頑張りすぎてしまうこともあります。

無理なく着実に稼げるよう、継続案件を獲得して、クライアントと信頼関係を深めておくことが重要です。

ある意味スキルアップが難しい

最初はノウハウ本を読んだり、経験者と接していろいろ吸収したり、案件をこなして腕を磨いたり…徐々にスキルがついてくる実感があります。ただ一定ラインまでいくと、それ以上を目指すのが唐突に難しくなります。

正社員時代は一定のスキルが身につけば、より幅広い業務、さらに上のポジションなどに挑戦させてもらえていましたが、そういったものがないからかな…と個人的には考えています。

そのため自分自身で「次はこういうスキルを身につけよう」「そのために報酬が低くてもまずはこの案件に応募してみよう」と、積極的に動いていく必要があると感じています。

営業も確定申告も自分でしなくてはならない

営業活動をすると、案件に対応する時間がその分削られます。さらに営業活動が必ず案件獲得につながるわけではありません。企業担当者と面談して、わくわく待っていてもお見送りの連絡をいただくこともあります。つまり、結構な工数がかかってしまうんです。

そして確定申告も年に1回とはいえ、不慣れな身からするとそこそこ労力を要します。そういった部分を基本的に自分で対応していかなければならないのは、デメリットの1つと言えそうです。

フリーランスに求められるスキル3つ

ある程度のコミュニケーション能力

営業時だけでなく案件進行中も、クライアントとのやりとりが発生します。こちらの意図をきちんと伝えたり、相手に「この人いいな」といった心象を与えたりするには、一定のコミュニケーション能力が必要です。また、スキルが低いうちでも、コミュニケーション能力さえあれば、挑戦する機会をもらえやすくなるので、そういった意味でも重要です。

スケジュール管理能力

案件の納期、お客様との打ち合わせなど、どれも遅れてしまえば信頼低下につながります。そのため案件や予定が重なっていても、確実に対応できるようにスケジュールを管理する能力が必要です。

自身を俯瞰的に見る力

「どれだけの仕事量を何時間でこなせるのか」「どのレベルまでなら対応可能なのか」「次のステップに挑戦するために今の自分は何をすべきか」など、自身の能力や状態を俯瞰的に見る力も重要だと思っています。とりあえず頑張る、このくらい何とかなるだろう…といった精神論もときには大事だと思いますが、長期的に活躍するには定期的に自分自身について分析するのがおすすめです。

フリーランス転向前に試してみること

副業として挑戦してみる

フリーランスになって何をしたいのかにもよりますが、もし副業として挑戦できるならしておいた方がいいと思います。意外にも「1案件こなすのにこんなに手間がかかるのか」「想像以上に案件をもらえない」「これだけ時間をかけてこれだけしか稼げないのか」と感じる方が、結構います。私の周囲でも、これなら正社員のままでいいかもな…とフリーランスに転向しなかった知人もいます。なので、まずリスクが少ない状態で挑戦してみるのがおすすめです。

フリーランスじゃなきゃダメなのか再考してみる

なぜフリーランスになりたいのか、なぜ転職ではダメなのか…など、一度冷静に考えてみることも大切です。特に年齢が高い方、今それなりのポジションにいる方、高収入を得ている方などは、今の環境を手放して本当にいいのか自分と向き合って決めるのがいいかもしれません。

「こういう理由でフリーランスになりたい」「こういう状況になったら正社員に戻ることも検討しよう」と、しっかり考えられるようであれば、きっとフリーランスになって後悔する場面は最小限に留められると思います。

フリーランスになるまでに用意しておきたいもの

一定の貯金

フリーランスになってすぐに、大量の案件をもらえるかというと、そうではない人が大半だと思います。そのため一定の貯金は用意しておきましょう。

また、案件をもらえたとしても収入が安定しないのがフリーランスです。数ヶ月~数年分の貯金を用意しておき、貯金がどのぐらい減ったらアルバイトをする…など、あらかじめ決めておくと安心です。

家族や周囲の理解

用意しておくもの…というと少し語弊がありますが、大切な人や家族には事前にしっかり説明しておくのがおすすめです。なぜなら、収入が不安定になったり、最初は上手くスケジュール調整できずプライベートを削ったりと、影響を与えてしまう可能性があるためです。

また、事前に理解を得ていれば、それだけ案件に集中できると思いますし、心のよりどころにもなってくれると思います。ぜひフリーランス転向前に、自分にとって大切な人には話をしてみてください。

フリーランスになって良かったかどうか

あくまで個人的な感想ですが、私はなってよかったと思っています。自分の好きな仕事に没頭でき、正社員時代以上に自分自身で動くやりがい・面白さを経験できたためです。

ただ、それと同時に家族には迷惑をかけているなとも感じています。ありがたいことに一定数の案件をいただけているため、相応の収入は得られています。ただフリーランスという働き方が「不安定」だという事実は変わりません。体調を崩したり、クライアント事情で案件が消滅したり…いつ収入が減ってもおかしくないです。

そのため正社員に戻ることも視野に入れています。ここ数年、コロナの影響もあり柔軟な働き方ができる企業が一段と増えました。そのため以前に比べれば、好きな仕事や自分にあう働き方も見つけやすくなったのでは…と感じているため、気になる求人があれば応募してみるつもりです。もし正社員に戻ったら、フリーランスから正社員に戻った感想をお伝えさせていただきますね。

まとめ

主観ではありますが、フリーランス3年目で感じているメリットは下記の5つ。

・大切なものを優先できる
・人間関係のストレスが少ない
・幅広い案件に携われる
・やりがいが想像以上に大きい
・働く時間・場所を調整しやすい

感じているデメリットは下記の5つです。

・収入が安定しない
・税金の支払いがつらい
・代わってくれる人がいない
・ある意味スキルアップが難しい
・営業も確定申告も自分でしなくてはならない

どんな働き方にもメリット・デメリットがつきものなので、働き方が自分にあっているかどうかを重視するのがいいのかも…と思う、フリーランス3年生です。

ここまでお読みいただきありがとうございました!少しでも参考になる部分があれば嬉しい限りです。ここを見てくださった方が、自分らしく活躍できますように…!